様々な歴史の背景 その6
一九六七年の調査では、すでに濃い紫色は嫌われる色の第五位になっているし、二〇歳前後の女性だけを対象に行った調査では、二六%の人が嫌いな色に濃い紫をあげていて、この色を好きな色にあげたのは、同年代の女性のわずか二%にすぎない。
紫色は、どちらかといえば男性よりも女性に好まれる色であり、最近の調査結果でもやはりその傾向は見られるのだが、それでも全体的な嗜好率ということになると、依然として低落傾向を続けている。
それほど紫は、現在の日本人には非日常的な色になり、日常の生活感覚からは縁遠い色になっているわけだ。