癒されに向かう・・・秋吉台の森~山口県美東町・秋芳町4
長者ヶ森と異なり、帰り水の林はほとんどが落葉広葉樹。
なかでも背の高いのはエノキだ窪みの底では、澄んだ地下水がわずかに顔をのぞかせている。
秋吉台で水の流れが見られるのは唯一ここだけ。
それもじきに地中に潜ってしまうので、帰り水という名がつけられた。
ほかには、カエデの仲間とは思えないような形の葉をつけるチドリノキ、葉に香ばしい香りがあるヤマコウバシ、秋に美しい実をつけるマユミ、そしてゴマギなど山焼きの火も届かない窪地の底には、ゆっくりと森の再生へ歩み始めた、別の世界がある。
なお、この周辺には、石灰岩柱が多数裸出している地獄台や、ドリーネ群の発達した馬ころびなど、石灰岩地帯独特の地形を見ることができる。